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自転車事故に気をつける

3年生へ

受験はピークを迎えていますが、心配していることがあります。

それは自転車事故です。最近、本校でも数件の接触事故がありました。

自転車事故の割合が圧倒的に多いのは中・高生です。

突出しているんです。

令和3年度の統計によると、15〜19歳は10万人あたりで死傷者数が213人です。

事故がおこる危険な場所はどこか。それは交差点です。

中高校生のアンケート結果によれば、自転車運転で10人中、9人がヒヤリ・ハットした場面にあったと回答しています。

(ハインリッヒの法則:1件の重大事故には重大事故に至らなかった29件の事故事例が存在し、さらにその背後には事故寸前だった300件の異常が存在するという、労働災害の分野で知られる法則。)

留意点をまとめました。自己点検してください。

①一時停止、左右の確認を怠らない

 ・事故が最も多い交差点へ侵入するときは危険を予測して運転する。

②事故原因の7割が法令違反

 ・信号無視や路側帯通行時の歩行者妨害などは法令違反です。

 ・阿倍野高校正門へ入る場合は、徐行(時間と心のゆとり)が大事です。

 ・歩道では歩行者が優先です。自転車は車両です。一時停止してください。

③人身事故の重さ

 ・歩行者など相手に大怪我を負わせた場合に、大きな経済的負担が伴います。

 ・加害者が負う損害賠償が数千万に至るケースも現実的にあります。

(新聞記事に多数掲載)

④自分で自分の身を守る(法令が改正されています)

 ・夜間はライトの点灯

 ・頭部を守るヘルメットの着用

 ・傘さし運転はしない(雨具を着る。片手運転は危険)

 ・(何度も言いますが)交差点での一時停止、安全確認を怠らない

一人ひとりが考えて、一過性のマナーやモラルではなく。

登下校時、急いでしまったがために事故に遭遇することがないよう、

ゆとりを持った行動も肝腎です。